海洋プラスチック汚染に関する10項目

1. 毎年800万tのプラスチックが海へ投棄される。
  そのうち23万6000tがマイクロプラスチック
2. 世界では5ヶ所プラスチックが集合する海域が知られている。
  ハワイとカリフォルニア州の間にはテキサス州と同程度の面積(約70万km2)
3. 毎分、ダンプカー1台分のプラスチックが海洋に投棄されている。
4. 2020年までに海洋プラスチックは10倍になると予測されている。
5. 2050年までに海洋中には魚類すべてを上回る重量のプラスチックとなる。
6. 水深11kmの深海域からもプラスチックが報告されている。
7. 多くの海洋生物は一般的なプラスチックと餌とを区別できない。
  プラスチックを飲み込んだ動物はプラスチックが消化できず、
  また胃袋を満たすため本来の食物をとれずに餓死してしまう。
8. 海洋プラスチックと接触するとサンゴ礁の疾病罹患率は4%から89%に跳ね上がる。
  また、サンゴ礁表面に傷を付け感染を受けやすくする。
  サンゴ礁には海洋生物の25%が生息する。
9. 太平洋の大規模プラスチック漂着海域の海表面には天然の餌よりもプラスチックが多い。
  例えば、近くの海域で漁船に混獲されたウミガメは干重量で
  最大74%がプラスチックで占められていたという報告がある。
10. ニシン、マイワシ、カタクチイワシ、アジ、カレイ、スズキといった食用魚は
  プラスチック・マイクロファイバーを取り込む傾向がある。

EU: プラスチックゴミのリサイクル率=30%
海を漂うゴミの85%はプラスチックゴミ
米国NY市議会⇒ストロー等使用禁止に
英王室:ゴミとなるプラスチック類の使用禁止に
 英国は、ストローや飲料をかき混ぜるマドラーなどの販売を禁じる方針。
仏も2020年にカップや皿を禁止することなどを盛り込んだ法律を施行する。

 米ハンバーガーチェーン大手のマクドナルドは2018年6月、
英国とアイルランドの計1361店でプラスチック製ストローを紙製に切り替える意向を表明。
米、仏、豪などの店舗でも今後、試験的に実施
 1カ月後には米コーヒーチェーン大手のスターバックスが、2年後までに日本国内の1363店舗
(6月末時点)を含む全世界の2万8千以上の店舗でプラスチック製ストローを廃止すると発表。
直接口をつけて飲めるふたへの切りかえを進めるほか、紙製ストローなどを提供するという
 2019年7月3日、ファーストリテイリングは「ユニクロ」や「GU」で使用しているプラスチック製の
買い物袋を廃止し、2020年1月から1枚10円(税別)で再生紙などを使用した紙袋を有料販売すると発表